当道場の指導においては、稽古を通じて人間の本質的能力である
集中力・直感力・想念力・創造力を目覚め、より向上させ、空手家としてだけでなく
1人の人間としての成長を目的としています
そこで日々の稽古で心がけていることは
『教えない指導者』
であるということです
技の練習においても、ある程度のポイントやコツはアドバイスしますが
後は「しっかり見て、イメージを湧かせる」だけです
組手においても、常に「人と同じことをするな」と言い
呼吸法などで身体を整え、集中力を高めて、臨ませる
そしてその時感じたままに動くことを大切にしています
試合でも、色々と言いたいのをグッと押さえ
(たまに熱くなり過ぎて言ってしまう事もありますが(笑))
「思い切って行って来い!」と背中を押してやる
そして終わった後に、どう感じたか、次はどうするかを聞き
『やった後に閃いたこと』
を大切にして次の稽古で実践し、次回に繋げていく
目先の勝利や上達を目指すのなら
色々と教え、アドバイスをしてその通りにやればすぐ結果にも繋がるでしょう
しかし、それでは脳の思考回路が受け身になってしまい
自ら考え、発想を湧かせ、新たな概念を生み出すという
冒頭に挙げた本質的能力が目覚めることができません
知人のプロ野球関係者に話を聞いたことがありますが
選手を潰してしまうコーチは「教え過ぎるコーチ」であり
鳴り物入りで入団しても芽が出ずに終わってしまう選手は
「コーチの言われたままにやる選手」だそうです
空手だけでなく、スポーツやビジネスの世界においても
本当のトップは、この本質的能力を大きく発揮しています
逆に言えば、本質的能力が目覚めることで
1人の人間としても大きな成長が可能であるということです
何を目指すかによって指導方法も変わってくると思いますが
当道場では、この人間の本質的能力の開発によって
人としての成長を果たし、社会に役立つ『人財』になってもらいたい
そんな想いを持って、日々より良い指導に努めています
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上達を目指す、強くなるためには
『とにかく数多く稽古をすることだ』
『ハードに追い込むことだ』
と思ってはいませんか?
仕事柄、スポーツの現場にも多く出向くことがあるのですが
空手に限らず、様々なスポーツの世界でも
上記のような『足し算』の練習が主となっているようです
しかし、そうした練習を続けている結果
精神的ストレスが溜まったり、身体を壊したりするケースも
多く存在しているのが現状です
付け足し、付け足しの練習もいいのですが
その前に、その人が今持っている力を全部発揮させているか
発揮できるような稽古をしているかが
指導をするに当たって大切なことであるというのが私の考えです
私が学んでいる
『長谷川式メンタルトレーニング法』の中で
実力を発揮するためのポイントをわかりやすく解説している公式があります
実力=顕在能力/身体の抵抗×心の抵抗顕在能力とは、現在持っている技術や体力
身体の抵抗とは疲労・ケガ・病気
心の抵抗とは心配・不安・腹立ちなどの雑念の事です
顕在能力が100とすると心身の抵抗値が高いほど
発揮できる実力の数値が低くなるのが、この公式からも
おわかりになると思います
身体の抵抗を限りなく少なくするためには
コンディショニングや正しい姿勢、体の運用
筋肉を自在にコントロールするための錬体法を身につけていく
心の抵抗を少なくするために集中力を養ったり
物事への捉え方・考え方を変えて人格を高めていく
そうしたベースをしっかりとつくった上で
技術・体力を練習していくことにより
実力を発揮し、更に能力を高めていくことが可能になるのです
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「病は気から」
という言葉があるように
思い方・気持ちが肉体機能に影響を与えることは
医学的にも証明されいます
人間は、心のあり方次第で生理状態が大きく変化します

以下にその関係を示します
家族や指導者からのプラスの刺激(褒める、励ます、楽しい話)
↓
プラスの思い・感情(嬉しい、楽しい、安心)
↓
やる気・元気の増進
↓
生理状態が活性化(ドーパミンホルモン優勢)
↓
記憶・学習・理解力の向上家族や指導者からのマイナスの刺激(怒る、叩く、不安にさせる)
↓
マイナスの思い・感情(心配、不安、腹立ち、苦しみ)
↓
やる気・元気の減衰、気力低下
↓
生理状態が不活性化(アドレナリンホルモン優勢)
↓
記憶・学習・理解力の低下こうした人間の身体の働きを見れば
どのようにすれば、また、どのような心の状態になれば
能力がより早く向上するかがわかりますね
能力を高めたければ、まずは生活環境をプラスにすることを心がけましょう
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稽古に来る人はみな
「早く上達したい!」
という思いを持って頑張っていることと思います
ただ、同じように稽古をしていても、スムーズに上達する人もいれば
中々上達しない人も、確かにいますね
少年部の保護者の方なら
「同じ時期に入った○○君に比べてうちの子は・・・」
「私が運動が苦手だから、遺伝なのかしら」
などと考えている方もおられるかもしれません
しかし、これは遺伝的なものとかではなく
脳の使い方に問題があるんです
脳に正しいプログラムを持っているか
それとも誤ったプログラムを持っているか
これが上手・下手の分かれ目になるのです
誤ったプログラムとは、いつも何かを意識しながら身体を動かす、ということです
・相手がこう来たら、こうする
・うまく技を出そう
・このようなフォームで突こう
などと、本来理想的なのは、「無我の境地」「無念無想」などと言われるように
無意識状態で動くことなのですが、上記のようにあれこれ考えてしまったり
勝ちを意識したり、プレッシャーを感じたり、ミスを気にしたり腹を立てたりなど
また
・否定的な考え、感情
・ストレス、プレッシャー
・不安、恐怖
・怒り、憎しみの感情
これらの様々な「雑念」の湧いた意識下状態で身体を動かすことは
身体を硬くしたり反射、反応を鈍らせてしまいます
日々の稽古で
「集中が大事」
と耳にタコができるくらいに(笑)言っているのは
こうした理由があるんですね
雑念がよく湧く人、集中が散漫な子は
上達が妨げられやすいのです
また、僕自身も指導する時には
ポイントやコツのみをアドバイスし
あまりあれこれ言い過ぎないことを心がけています
上記の誤ったプログラミングは
指導者や親からの過干渉からも
生み出されることを知っておきましょう
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